一番お気に入りの貸し切り露天第04回

04 /29 2020

　
　今回掲載している私が撮影した６枚の写真とページ下部の現在の写真を比べていただくと、伊藤園ホテルズがいかにつまらない風呂にしてしまったかがおわかりいただけるとか思います。

マガブロには同じ写真６枚を掲載していますが、すべて編集が違っています。

　この地域ではまだまだ初春？　冬は深い雪に覆われますが、すっかり溶けています。しかしまだ新緑は薄目の感じ。ここはこれまで入浴した貸し切り温泉で一番のお気に入り。11回の連載でお伝えするかと思います。別途連載を続けている夫婦３組での旅行ですが、このときは各々単独行動が中心でしたのでその連載とは分離してお伝えします。

　そもそもは離れ特別室に宿泊すると無条件で自由に使える野天風呂なのですが、私たちは宿泊者が居ないときにチェックアウト後にいつも貸し切りで使わせてもらっていました。入浴後には囲炉裏の別室で長老の男性スタッフが地酒を振る舞ってくれました。湯から上がる時間に合わせて地酒を竹筒に入れ、囲炉裏の火で温めておいてくれるという至福のサービス。

　あるときは、宿泊の予約を入れた数日後に「離れの宿泊予約が入っていてこの野天風呂を使えない日」であるとの連絡が来たため予約の日を変更しました。予約者名簿からこの囲炉裏係の長老さんが私たちであることに気付いてくれ、「この人たちはあの風呂を楽しみにいつも来てるから、この日に泊まっても使えないと連絡をしてやって」と、受け付け担当に伝えてくれていたのでした。